保育園の園児募集、入園につながるもっとも効果的な方法

効果的な園児募集10の手法
園児募集は、保育園広報における最重要課題と言ってもよいでしょう。
ここでは、広報パターンをチラシ・ポスターなどの「紙媒体」、自園サイト(ホームページ)などの「ウェブ媒体」、そして職員や保護者が実体験を共有する「実稼働」を三本柱とし、それぞれの特性をお伝えします。
●紙媒体
- ポスター掲示
- ポスティング(チラシ)
- 地域の情報誌などへの広告
- メール便・DM
地域住民などエリアを絞り込んだ層に訴求できるのが、ポスターやチラシ・広告など紙媒体の特徴です。
ここでは最低限、保護者の近隣に園があるということ、園名だけが一目で伝われば、それ以上の情報を細かく掲載する必要はありません。
ポスター、チラシ、広告、DMなどを組み合わせ、できるだけ地域住民に園名やロゴマークを目にする機会を作り、認知度を上げることに特化させます。
手元に残るチラシやDMには自園サイトやSNSの二次元コードを掲載できるとなおよいでしょう。
●ウェブ媒体
- サイト(ブログ更新)
- SNS
- ポータルサイト(保育系・地域情報系)
- 動画配信
自園のサイトは、開園時につくったまま放置されてはいないでしょうか。
こまめな更新に手間がかかる場合は、簡単でいいのでSNSのアカウントをできるだけ更新し、サイトのトップページにリンクで表示させるとよいでしょう。
ウェブでは、園の理念・方針、イメージ写真や園内施設・園庭の写真、年間行事、保育内容(実績)、アクセス(地図・住所・開園時間)などを細かく紹介します。
園児募集要項は、できるだけトップページのわかりやすい位置に目立たせてリンクバナーを置くことが必要です。その上で、募集ページにて詳細をしっかり伝えながら園見学への申し込みへ誘導できるようにしましょう。
また、ポータルサイトへの登録も忘れずに行ないましょう。ポータルサイトについて、保育園専門・地域情報のジャンルは最低限押さえられるとよいでしょう。
●実稼働
- 集客イベント(地域、未就園児向け、保護者向け)
- 口コミ・妹弟の継続的な入園
まずは園に足を運んでもらうことが、紙・ウェブで広報した内容を裏付けながら親近感を得ることにつながります。
それらによるポジティブな口コミが、在園児・卒園児の弟妹、親戚、知人へ広がれば、地域において非常に強力な広報ネットワークとなります。
園児募集の方法は「目的」で組み合わせる

前章で、3つの広報ジャンルと10の手法を紹介しました。
それぞれの目的を端的にまとめると、以下のようになります。
- 紙媒体→ 知名度UP、名前と存在を知ってもらう
- ウェブ媒体→ 中身や理念、保育内容とイメージ戦略
- 実稼働→ 地域との交流、イベントで実体験と親しみを持たせる
これらを活用することで、園見学や集客につながるルートをつくるための「組み合わせパターン」を考えてみましょう。
●ウェブサーフィンルート
- SNS+動画配信
- ポータルサイト+自サイト
ウェブも媒体ごとにリンクさせて誘導することで、イメージと必要な情報をより効果的に伝えることができます。
SNSでは、テキストだけではなくショート動画、リール動画を活用しましょう。動画編集やSNSでの広報は活用次第で非常に効果的がのぞめる手段のひとつですので、プロの業者やクリエイターにアウトソーシングすることも検討しましょう。
また、保育専門情報や地域情報のポータルサイトからは、自園サイトにつながるリンクを配置することで、園児募集についての詳細情報をしっかりアピールできるとよいでしょう。
●ウェブと実稼働コラボルート
- ポータルサイト+口コミ
- イベント+SNS
また、イベントは実施するだけではなく、できるだけ数日以内にレポートをSNSに投稿しましょう。
参加者や参加を検討した地域住民はSNSをチェックする可能性が高まるため、レポートや写真を投稿するといったフォローを欠かさないことが、次回の集客にもつながります。
園見学で保護者のニーズに応える準備を

広報活動が功を奏して、保護者から園見学の申し込みがあれば大詰めです。
園見学は園児募集における最後にして最大の広報手段と考えましょう。
この段階で念頭におきたいのは、こちらがアピールしたいことと、保護者が園見学で知りたいことが必ずしも一致しているとは限らないということです。
園見学では、あくまで保護者がチェックしたい部分・知りたい情報を把握しておくことで、当日の質問の受け答えをしっかり事前に準備することが必要でしょう。
園児募集の面において、広報の観点から考えます。
この課題で必要となってくる基本軸は「多園との差別化」と「自園のブランディング」です。まずは保護者のペルソナ設定、ターゲティングから始めるのがよいでしょう。
立地による地域の特性や保護者の年齢層・生活スタイルにおけるボリュームゾーンの分析を行なうことで、利用者のニーズを把握します。
また、園独自の個性や保育環境、理念にもとづく取り組み、新しく導入しているサービスといったアピールポイントも洗い出します。
そのうえで、それらが現状の広報プランや実際の保護者のニーズと齟齬がないかを確認し、広報材料としてのすりあわせを行ないます。
これらを確立することが、多園との差別化、そして自園のブランディングの基盤となります。
- 園児と先生の人数・配置のバランス
- 子ども・保護者への態度や言葉遣い、年齢層や身だしなみ
- 子どもたちが笑顔で保育されているか
- 園全体の導線や清潔感
【システム、ルールについて】
- 延長保育や土日祝日対応が可能か(申請方法、実際に利用されているか、利用しやすさ)
- 布団やオムツ、着替えなど日常的な持ち物、服装のNG。
- 給食など提供される食事やおやつの内容
- アレルギーへの対応、食材のこだわり、母乳持参の扱い、お弁当指定の日はあるか
- 行事費や給食費などの費用(集金方法と頻度)
【保育内容】
- 外遊び・お散歩の頻度と場所、徒歩のルート
- 保護者参加イベントの数と頻度、内容。
- 保護者会の有無や頻度、園との連絡窓口など
- 英語やリトミックなどの特殊な教育の有無
- 防犯・セキュリティ対策
- 災害時の避難場所と保護者との連絡手段、日常での避難訓練の有無や頻度
以上のような内容は、配布できる資料を作成する、マニュアルを作成して担当の職員で共有するなどの準備をしておくとよいかもしれません。
保育園の園児募集方法は多種多様!最後まで気を抜かずに
園児募集の広報については、SNSアカウント解説や地域情報誌への広告出稿など、最初の取り掛かりは手間と感じるかもしれません。
しかし、一度構築してしまえば、あとは簡単な更新とメンテナンスで劇的な効果を生み出すことも可能です。
紙・ウェブ媒体の組み合わせによる効果や、集客イベントや園見学での対面での印象も広報戦略の大事な要素と考えて、無理のない範囲で運用しながら、園児集客を成功させましょう!
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